業界用語集
あ行
か行
か
さ行
し
す
た行
た
な行
は行
は
ふ
ま行
ま
も
ら行
る
用語詳細
鋸刃/のこぎり刃
引いて切る → ✕
突き刺して切る → ◯
鋸刃/のこぎり刃とは?
のこぎり刃はその名の通り、刃先がギザギザのノコギリ状になっている刃物です。
初めに突き刺してからカットするイメージで、通常のトムソン刃と異なり中空カットが可能です。
両刃と片刃があります。
用途
「潰れる前に切る」ことが出来る為、立体的なものや厚みのあるものに使用します。
刃物メーカーからは、ロータリーダイ用の刃物、ロータリーソフトとして販売されていますが、性質柄、成型品の段差・高低差のある立体部のカットや、 厚みがあるがカット時に抜き材が座屈してしまうような案件に最適です。
①段差・高低差のある立体的なもの
例えば波板など、通常の刃物で潰してフラットにして抜くと白化やクラックなどのトラブルが起こりますが、潰れる前に抜き材が切れ始める「のこぎり刃」が活躍します。
②厚みのあるもの
例えばハニカムボードや発泡スチロールなど、フルートや空洞を通常のトムソン刃では潰してしまうものにも活用できます。
注意点
・のこぎり刃を利用する場合は、受け板や受け治具が必要になります。
・刃が当たる箇所の抜き断面がギザギザになるデメリットもあります。
・潰さずにカット出来る場合は、のこぎり刃を用いる必要はありません。
ちなみに...
ゼリーのパックにあるような薄いフィルムの蓋であるトップシールの加工には「トリミング刃」が用いられています。こちらものこぎり刃と同じくギザギザしています。